株式会社わくわくスタディワールド

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試験と実務を結びつける

今日,情報処理技術者試験センターから,「平成24年度春期試験について」が発表されました。
案内書・願書の配布は平成24年1月6日(金)から,願書の受付は平成24年1月16日(月)からなので,例年通りの受付期間で,年が明けたらすぐ開始,という感じですね。
平成23年度秋期試験の応用情報技術者・高度区分の解答例発表は今週,12月9日(金)正午予定,合格発表は来週,12月16日(金)の予定です。
合格発表が終わったら,その結果も踏まえて,なるべく早く次に向けてスタートしましょう。
わく☆すたの「スタートアップセミナー 合格への道しるべ」は,年2回実施される区分については,合格発表直後に開催予定です。
情報セキュリティスペシャリスト向けは12月19日(月),応用情報技術者向けは12月20日(火)ですので,タイミングが合えばご検討ください。DVDでも,年内には発売予定です。
情報処理技術者試験の試験勉強は,3~4ヶ月ぐらいは時間をかけて,基礎から行うのがおすすめです。
多分,急いで暗記した,付け焼き刃の知識でも,合格はするかもしれませんが,それだと身につかず,知識が積み重なっていかないからです。
情報処理技術者試験で勉強する内容というのは,きちんと理解して身に付けさえすれば,実務でも結構役立ちます。
特に高度区分は,なかなか付け焼き刃で受からないようにもなっていると思います。実務でも役立つIT知識やスキルを身に付けたかどうかが問われる試験です。
実際に実務との結びつきで,情報処理技術者試験を考えてみた場合には,レベル4の試験,つまり高度区分は,「その道の専門家でバリバリの人」のための試験というよりは,「これからその道の専門家として極めていこうという人」のための試験です。
実務でやるときに役立つ基礎知識や考え方なので,身に付けておくといろいろ役立つ,そんな感じの試験なのです。
実際,わく☆すたのセミナーでも,「データベーススペシャリストの勉強をしたおかげで,実務でのDB設計にすごく役立ちました」「ネットワークスペシャリストの勉強のおかげで,トラブルシューティングが得意になりました」という声を良く聞きます。
情報処理技術者試験の勉強は,本来試験に受かるためというより,その勉強を通じて役立つ知識を身に付けるために行うものなので,それを意識すると,ちゃんと試験内容と実務は結びつけることができます。
基本的に,最新技術を追うのではなく,日本の会社で一般的に行われている業務について問われるので,汎用性は結構高いと思います。
試験を受けるときに,単に知識の暗記に頼ったり,ノウハウ集丸暗記,みたいなことをやって合格しても,あんまり意味がないなぁ,とは感じています。
情報処理技術者試験は,あくまで認定試験なので,合格したというだけで評価されることはあまり多くありません。
取っただけで実務能力が伴わないと,「資格はあるけど使えない」という状態になって,かえってマイナス評価になることもあります。
そうならないためにも,試験勉強の段階から,実務を意識して勉強されるのがおすすめです。
今の自分の実務に関係がなくても,「この資格を取ったあとにその仕事を任されても,ちゃんとこなせるように」考えて勉強していくと,将来性も出てきます。
実際,「情報セキュリティスペシャリストを取ったら,セキュリティ関連の部署に異動になった」という話も聞きますし,やりたい職種,自分に向いている職種をアピールする材料にも使えるのです。
どの試験区分を受けようか考えるときには,ぜひ実務と身に付けて考えてみて,「今の仕事に結びつく」もしくは「将来この仕事をやってみたい」区分を考えてみてください。
そうすると,試験にも受かりやすいですし実務にも使えるので,一石二鳥だと思います。
試験勉強は,テクニックでお勉強だけやってると,段々つまらなくなってきます。
実際の実務と結びつけるイメージをしながら,スキルを身に付けていきましょう。