株式会社わくわくスタディワールド

株式会社わくわくスタディワールド

私が試して、効果のあった勉強法

わく☆すた、美月です。
今は、実家のある広島から東京に帰る、最終の新幹線の中です。
N700系新幹線は、電源もついて、昔に比べると大分、パソコンを使うのが便利になりました。
※でも移動中のため、今日は本の紹介にリンクはありませんし、書名も微妙に誤りがあるかもしれません。
実家に帰って、自分の部屋に行くと、高校時代に使った参考書や問題集がいっぱいありました。その頃から、いろんな勉強法を試していたなぁ、と、いろいろ思い返してました。その頃身に付けた勉強法で、今役立っているものって、実はいっぱいあるなぁ、と改めて感じました。今日は、高校生の頃やってみて、今、情報処理技術者試験にも役立ちそうな勉強法をいくつか紹介したいと思います。
まず、その1は「問題の解法を暗記する」ことです。
これは、高校3年生のときに出会った、和田秀樹さんの「受験は要領」で紹介された、「数学は暗記だ!」という言葉に触発されて始めた方法です。数学などは、自分の頭で解くのが正攻法だとは思います。でも、中には、どうしても解けない問題も出てきます。私は、とりあえず学校の数学は大丈夫でしたが、通信教育でやっていたZ会の数学の問題は歯が立ちませんでした。そのとき、えんえんと悩んでいるのではなくて、解答と解法を見て、その方法を暗記する方法は、意外と使えました。これは、単に丸暗記、というより、「自分の頭で考えて、納得しながら」やり方を覚えるととても効果があります。
情報処理技術者試験では、問題集の解法をそのまま鵜呑みにして暗記するのは危険だとは思います。でも、解けないときには解答解説を読んで、納得できればそのやり方ごと暗記するのは、使える学習法です。繰り返し学習して、答えだけでなく、「解き方」を暗記して、自分のものにしておくと、本番の試験でも対応できます。繰り返して見られて、記憶しやすいという意味で、DVDでの繰り返し学習も有効です。このとき、「自分の頭で納得しながら」というのが、最も重要なポイントになります。
その2は、「読み物で勉強する」ことです。
高校生の時、私は理系だったにもかかわらず、一番の得意科目は国語でした。
単純に、本をたくさん読んでいたし、文芸部だったので現代文が得意というのもあったのですが、古文や漢文も、結構好きで得意でした。
きっかけは、「源氏物語」でした。高校2年ぐらいのとき、中間試験の勉強から現実逃避して、読書をしていました。^^;
そのとき読んだ、田辺聖子さんの書いた現代語訳の「新源氏物語」がとても面白くて、徹夜してまではまって読み切ってしまい、そこで源氏の面白さにはまりました。筋を知ってしまうと、恋愛小説ですし、女子高生には最高に楽しい物語です。(当時、光GENJIも大好きでしたし。^^;)桃尻語訳の「枕草子」も読んで、結構楽しく読めました。
古文は、有名な文章の筋を知ってしまうと、問題はあらかた解けます。筋がわかる文章は、読みやすいので、慣れると普通に読めるようになります。ってことで、国語はかなり、得意科目になりました。
情報処理技術者試験でも、読み物シリーズは結構あります。
日経BP社の、「プログラムはなぜ動くのか」「オブジェクト指向でなぜつくるのか」などの「なぜ~」シリーズは、読み物でかなり勉強になりますし、プロジェクトマネジメントの「デッドライン」は、小説で読んでいてもかなり楽しめます。「情報セキュリティセンター24時」は、切なくなるぐらいセキュリティ犯罪の実例をレポートしていますし、「Head First Java」などは、ストーリー満載でJavaの本質が学べます。
こういった本を読むのは、その分野を好きになるためにも、とってもおすすめです。
その3は、「教科書、問題集をノートにする」ことです。
私は、重点的に学習する教科には、ノートを作っていろいろ勉強しますが、そうでない科目は、なるべく楽してすませようとしていました。そこで、意外と使えて役に立ったのは、「教科書ノート」です。これは、教科書に授業ノートの内容を書き込むもので、教科書に書いてあることは書き写さなくても良いので、すごく省力化できます。問題集なども、定期テストさえ突破できればいい「一度しか解かない」ものは、いきなり書き込んでいました。
地理とか、家庭科とかは、それで十分、それなりの点は確保できましたし、これで逆に、「これはとーっても効率的で身になる勉強法だ」ということに気づきました。以後、主要な教科でも、やるようになりました。実際、昔の教科書を見ると、数学の教科書に、そのまま答えが書き込んであったりします。
これは、実は、私は、情報処理技術者試験で、いっぱい使っています。
ネットワークスペシャリスト試験など、ちゃんと過去問を繰り返さないと解けない試験ではやりませんでしたが、そんなに労力をかけなくても受かりそうな試験では、結構やりました。
具体的には、高度論文系の午後1は内容が薄いので、あんまり本気でやらなくても、過去問3年分を1回解けば、問題パターンはつかめます。(論文系は、合否を分けるのは基本的に午後2です)。そのため、過去3年分の本試験問題が載った問題集を1冊買って、いきなり、問題集に書き込みながら学習しました。旧アプリケーションエンジニアやテクニカルエンジニア(システム管理)などは、高度事例系(ネットワークスペシャリストなど)や応用情報技術者試験に受かるぐらいの蓄積があれば、午後1はそれだけで十分です。
ポイントは、臨機応変に「繰り返す必要があるかどうか」を判断することだと思います。
ということで、私が高校時代から、もう20年ぐらい愛用している勉強法を紹介しました。
その後、効果のあった方法は、また紹介したいと思います。