株式会社わくわくスタディワールド

株式会社わくわくスタディワールド

午後の勉強,7分野のススメ

本日,わく☆すた公開セミナー「応用情報技術者対策 3回コース」の3回目が無事終了しました。
ご参加いただいた皆様,ありがとうございました。
今回はこれで,応用情報技術者試験対策は終了です。
収録DVDは,1週間後ぐらいで発売できる予定です。
今日の講義では,午後対策でプログラミング,経営戦略及びプロジェクトマネジメント,ITサービスマネジメント,組込みシステム開発の5分野を扱いました。
そこで実際に問題を解いている方をみて,改めて,「問題によって難易度に差がある」ということを感じました。
特定の分野の問題が毎回難しい,というわけではありません。
年によって,すごく難しかったり,結構簡単だったり,分野によっていろいろです。
例えば平成23年特別試験応用情報技術者午後の採点講評によると,全体として正答率が低かったのは,問1,問5,問7,問8,問10の5分野です。逆に,正答率が高かったのは,問2,問4の2分野になります。
その前の,平成22年秋試験応用情報技術者午後の採点講評によると,全体として正答率が低かったのは,問6,問12の2分野です。逆に,正答率が高かったのは,問2,問9,問10,問11の4分野になります。
正答率が高い,低いというのはどれくらいかはわかりませんが,これを見比べただけでも,年によってばらつきが結構あることが分かります。例えば,問10のプロジェクトマネジメントの問題は,平成22年秋は難易度が易しめで正答率は高かったのですが,平成23年特別では低くなっています。
実際,選ぼうと思っていた問題が難しくって大変だった,という話は良く聞きます。
特別試験では,問8の情報システム開発でのゴルフ場システムが解けなかった,というのはいろんなところで聞きました。
その点を考えると,午後で実際に解こうと思っている6分野だけ勉強するのではなく,保険のため7分野勉強しておくというのは役に立つと思います。
解けそうにない問題が出てきたときには,その保険のため勉強した分野に切り替えるのです。
私自身,去年受けたときには,テクノロジ系の問2,4,5,6,8,9を解く予定でした。
ただ,問5のネットワークが,曖昧な設問があって自信がなかったので,問10のプロジェクトマネジメントに変更しました。
そんな感じで選べる分野があると思うと,安心して試験にも臨めると思います。
時間がなくってぎりぎり合格,という方は6分野をまずはきっちりやる必要があると思います。
でも,「行けそう」と感じている場合には,合格を確実にするためにも,7分野目の学習をおすすめします。
実は午後の勉強は,午前にも役立つので,午前の点数アップにもつながると思います。
余裕があると,焦らないので,ケアレスミスも減っていきます。
最低限勉強する,という考え方だけでなく,少し余裕を持たせることも考えてみましょう。