株式会社わくわくスタディワールド

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計算問題を間違えない方法

本日,わく☆すた公開セミナー「応用情報技術者対策 3回コース」「情報セキュリティスペシャリスト対策 3回コース」の2回目が無事終了しました。
ご参加いただいた皆様,ありがとうございました。

今回の講座の収録は無事終わりましたので,編集が終わり次第DVDを発売いたします。1週間後ぐらいの発売予定ですので,DVDで学習したい,という方は,もうしばらくお待ちください。

本日ははじめての会場で,浅草での開催でした。
浅草寺のすぐそばで,懇親会も「神谷バー」で開きました。
昭和の香り漂う,レトロな感じが楽しかったです。

今日,懇親会で質問されて,そういえば大事だな,と思ったことに,「計算問題を間違えない方法」があります。
応用情報技術者試験の午後問4は,毎回計算問題が多く,その出来が大きく点数を分けます。
しかも,1つ間違えると連動して間違える,ということもよく起こります。

私自身,もともとおっちょこちょいでミスが多い性格なので,小学校の頃から計算ミスには泣かされてきました。
「もっときちんと見直しをしましょう」と,よく注意されていたことを思い出します。
「忘れ物をなくしましょう」も同じぐらい言われていましたが。。。^^;
そこで,何十年にもわたる(^^;)奮闘の結果,忘れ物はともかく,計算ミスはだいぶん,減らすことに成功しました。

ここ数年は,情報処理技術者試験で計算ミスはしてないと思います。
ということで,私が気をつけている,「計算問題を間違えない方法」は,以下の通りです。

 1.単位を書きながら計算する
 2.問題用紙に計算式を全部残し,後で見直しをする。
 3.過去の間違いを分析し,自分が間違いやすいパターンを知っておく

1,2は多分,定番だと思います。
単位を書いて,その単位が合っているかどうかを確認しながら,式を残して計算すると,間違いは少なくなります。
例えば,平成23年特別試験で,応用情報技術者午後問4設問1(1)に,次のような問題が出てきます。

(1)稼働率99.9%を満たすためには,1年間を365日とすると,1年間のサービス中断時間の累計は最大何時間か。

稼働率99.9%=0.999,1日が24時間ということを考慮すると,計算式は次のようになります。

 365[日]×24[時間/日]×(1-0.999)=8.76[時間]

ここで,24[時間/日]を,面倒がらずに単位を書いておくと,単位の整合性が確認できます。日/日で日が消えて,時間だからちゃんと合ってるね,という感じです。

これを,紙に書いて残しておくと,検算するときに便利です。
そして,これに加えて,自分が間違えそうなパターン,というか,一度間違えたパターンはすべて記録しておく,ぐらいの勢いでチェックすると,自分のパターンが見えてきます。
今日,受講生の方も言われていましたが,私も結構,時間に関しては間違うほうです。

 1年=365日(または366日),1日=24時間,1時間=60分,1分=60秒

当たり前なんだけど,意外とミスしがちです。

私はなぜか,1時間=3600秒とか,1日=86400秒とかの方が強烈に頭に残っていて,油断すると,分や時間を求める問題なのに,秒で計算してしまったりします。

あと,基本なんですが,かけ算と割り算を間違ってしまうとか,足し算よりかけ算を優先するのを忘れてしまうとかも,油断してるとやってしまいます。このへんは,最近は計算するときに気づいて,慎重にやってます。

計算ミスをしてしまったときには,「なぜそのミスをしたのか」「どんなミスをしたのか」を振り返ってみてください。
そうすると,自分のパターンも見えてきますし,そのミスを防ぐことができます。
特に,試験勉強中にミスをするのは,ダメなのではなく,本番で間違えないための経験値の上昇です。

パターンを知ることで,そのパターンから抜けることができるのです。
失敗は成功のもと。ミスも,経験として活かしていきましょう。