株式会社わくわくスタディワールド

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合否を分けるのは午後2

明日の,ネットワークスペシャリストの過去問解説セミナ-午後2の準備と,模擬試験のネットワークスペシャリスト午後2の校正などが重なったりして,午後2漬けになってる美月です。
ネットワークスペシャリストの午後2は,なにげに濃いですね。
書く分量も,内容の詰まり方も,情報セキュリティスペシャリストの倍ぐらいはある気がします。
普通に解いていたら,2時間ではとても終わらない感じです。
午後1と午後2で,問われている知識の内容はそれほど変わらないのですが,聞かれ方が全然違います。
午後1だと,「問題点は何か」「原因は何か」という,原因を聞く設問が中心です。
午後2ではそれに,「発生確率を更に低くする方法は」「どのような監視方法が必要か」という形での,解決策を求める質問が加わります。
ですので,午後2の方が,より深く問題を理解する必要があるのです。
パケットの流れなども,ヘッダも含め厳密にイメージする必要がありますし,かなり論理的に理詰めで解答を導く必要があります。
単純に,「TCP=3wayハンドシェイク」というだけでなく,どこのサーバ間でTCPコネクションが貼られているか,始点から終点までの経路を,明確に意識する必要があります。
セキュリティについて聞かれることが多いのも,午後2の特徴です。
午後1だと,ネットワークの1テーマが出題なので,セキュリティが出ることはあまりないのですが,午後2では,1つのネットワークについてのいろんな側面が聞かれますので,セキュリティもその大事な1側面になります。
ですので,大体の午後2問題では,セキュリティ関連の問題が設問1つ分ぐらい出題されます。
いろんな分野の複合,という形で出題されるので,苦手な技術が1つあると苦しくなります。TCP/IP,インターネット関連を中心に,いろいろな分野についてひととおり勉強しておくことが大切です。
その分,午後2で出題されることが完全に理解できれば,かなり実力が上がります。
いろんな分野の知識が一度に身につきますし,1つ1つを丁寧に押さえていけば,とてもいい演習になります。実際の会社の例が元になっているので,実務もイメージしやすいです。
午後2の内容が,ネットワーク関連の実務をされている方だと,一番役に立つと思います。
そんな感じで,午後2というのは,午後1よりはだいぶん大変な,合否を分ける試験になります。
試験まであと3ヶ月,早めに午後2を意識しつつ,勉強を積み重ねていきましょう。