株式会社わくわくスタディワールド

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字をきれいにする方法

わく☆すた,美月です。
最近なぜか立て続けに,「字がきれい」というのをほめられる機会がありました。
自分的には,親にずっと「字が汚い」と言われ続けてきたし,自覚はないのですが,素直に受け取っておこうと思います。^^;


ということで,今日は「字をきれいにする方法」のお話しです。


私の字は,ひとことで言って,訓練のたまものです。
うちの祖母が厳しい人で,幼稚園の年中ぐらいから,書道教室に通わされて,毎日練習させられてしました。硬筆(鉛筆書き)が中心で,やめる頃には十段ぐらいまでは行っていたので,鉛筆で字を書くことは今でも得意です。
当時は練習するのがイヤでイヤで,祖母を呪いましたが,今となっては感謝です。


ただ,高校生ぐらいのとき,「丸文字」が流行して,それを練習してしまったので,丸文字の名残がいまだに残ってます。^^;
これは当時,父や祖母に,「なんでわざわざ字を汚くするんだ!」とめちゃめちゃおこられましたが,「かわいいんだからいいじゃん」と反抗して,やり続けました。
なので,私の字は,楷書で美しい字ではなく,未だに少し丸文字です。


ということで,字に関しては,「練習すればすぐに変わる」というのが率直な印象です。
実際,ボールペン字の通信講座でも,「字がうまくなる本」でも,ちゃんとやればすぐに劇的に変わります。


特に,ひらがながちゃんとかけるようになると,読みやすさは格段に向上します。
実際,試験の採点をしていると,読めない字は意外にも,漢字よりもひらがなの方が多いので,ひらがなをきちんと書く,というのは大事です。


ひらがなから練習して,徐々にうまくなっていくと,自信にもつながっていいのかな,と感じてます。
最近は,ニンテンドーDSなどで練習する方法もありますし,いろいろ試してみるのもおすすめです。


・・・と,ここまでは精神論で,あとはテクニックを。


試験の採点をしていると,読めない字がいっぱい出てくるのですが,しばらく読んでると慣れます。特に論文は,最初は読みにくいのですが,徐々に読めるようになってきます。多分,脳が慣れるからだと思います。


採点する側の立場から言うと,最初が一番読みにくいので,そこだけ,丁寧に読みやすく書いていただけると,格段に印象が変わります。途中で字が崩れていくのは,慣れていくので大丈夫です。
論文試験の時には,「設問アの半分くらいまでは丁寧な字で書く」というテクニックがあるのですが,これはおすすめです。
スペシャリスト系の午後2や,午後1問題でも,最初のうちは丁寧に書いて欲しいな,と思います。


筆記用具の影響も大きいです。
私は,字がきれいに見えるので,普段は万年筆を愛用しています。
同じ力をかけても,「きれいな字になるよう」な抵抗があるので,いい万年筆で書くほど,努力しなくてもきれいな字になります。
万年筆の書き心地の良さ,字がきれいになる度合いは,一度はまると手放せないぐらい最高です。^^


試験には万年筆は使えないので,鉛筆にこだわるのも手です。
個人的には,普段はステッドラーの製図用,デッサン用の鉛筆を愛用しています。
ただ,これだと論文書きには薄いので,論文時には三菱のUniのHBや2Bを使ってます。
そういえば,最初のうちはHBで丁寧に書いて,時間がなくなってくると2Bでとにかく量を書く,という使い分けもやってます。
安い鉛筆と高い鉛筆を比べると,書き心地も,きれいな字にするための労力も違うので,鉛筆にお金をかける,というのはおすすめです。




いずれにしても,字のうまい下手は,生まれつきのものではありませんし,練習や筆記用具次第で,いくらでも変えることができます。
あとは,そこに労力やお金を注ぎ込む気があるかどうかだと思います。