株式会社わくわくスタディワールド

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基礎となる分野から勉強する

最初にわく☆すたから,お知らせです。
おかげさまで,キャンペーンのご応募及び合格体験記のご応募,たくさんいだだいております。
皆様,ありがとうございました。
ただ,申し訳ありませんが,業務が集中してしまったため,クーポン券の発行及び合格体験記への返信が遅れております。
順次行っておりますので,もう少々お待ちください。
というところで,今日は情報技術全般の,勉強の仕方についてのお話です。
情報技術というのは,比較的新しい技術ですが,この分野が出来てからもう60~70年ぐらい経つので,それなりに歴史があります。
ですので,昔からずっとITに触れてきた人だったら,肌でわかっていたところも,新しく1から始めるとなると,わかりにくい,ということは結構あると思います。
例えば,昔のパソコンはメモリがとても少なかったので,「メモリを節約する」ということが,とても重視された時代がありました。そこで,メモリをうまく活用する方法,というのがいろいろ出てきたのです。
仮想記憶などは,メモリが足りないときに,ハードディスクをうまく活用してプログラムを動かす手段です。
情報処理技術者試験に出てくるそれぞれの技術は,1つ1つがそれぞれ必要性があってできてきたものです。
ですので,技術の背景や,その必要性を知っていると,ただ暗記するより覚えやすいですし,応用も利くようになります。
そして,そういった昔の技術は今は役立たないか,というとそんなことはなく,意外と必要となる場面は出てきます。原理的なことを理解していないと応用技術は積み重なっていきませんので,原点となる昔の技術は,結構重要なのです。
ですので,技術を勉強するときには,いきなり応用技術ではなく,なるべく基礎となる分野から勉強するのがおすすめです。
例えば,セキュリティは,今ある分野の中では新しい方で,応用技術ですので,いきなりセキュリティだけ理解しようとしても難しいものがあります。でも,ネットワークやシステム開発など,他分野の知識があれば理解しやすいです。
歴史的な流れや,勉強したことが次につながる,ということを考えると,情報技術の勉強をするときには,以下の順番でやるとやりやすいと思います。
1.コンピュータ科学基礎(基礎理論,アルゴリズム)
2.コンピュータシステム(ソフトウェア,ハードウェアなど)
3.システム開発
4.データベース
5.ネットワーク
6.情報セキュリティ
7.プロジェクトマネジメント
8.サービスマネジメント
9.ストラテジ系
細かい順番は結構適当ですが,大きく3つのグループに分かれると思います。
1と2の基礎を固めてから,3~5をやると効果的です。
あと,1~5を理解したあとの方が,6~9の内容は理解しやすいと思います。
だいたい,普通の参考書は,この順番になっているものが多いと思いますので,あんまり難しく考えず,参考書に載ってる順番で勉強していけばいいとは思います。
無理に飛び越して,応用的なものだけやろうとすると,逆に難しくなりますので,おすすめできません。
全体を見渡したときには,ITの各分野は密接に関係しています。
ですので,全分野を学んだ方が,大局的につかめていいのですが,どこからはじめても同じ,というわけではありません。
基礎を固めながら,一歩一歩,進んでいきましょう。