株式会社わくわくスタディワールド

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ネットワークスペシャリスト合格体験記:エンバグさん

合格体験記シリーズ,続いては今回ネットワークスペシャリスト試験に合格されたエンバグさんです。
【基本情報】
氏名:エンバグ
年齢:31歳
本業:アプリ開発
ネットワークスペシャリスト受験:1回目
点数:
 午前1 免除
 午前2 92.00点
 午後1 61点(問1,3)
 午後Ⅱ 63点(問1)
【試験に向けて,勉強した内容】
会社で伝説の「肩叩き」を目撃しましたので、保身のため受験することにしました。
6/25に行われた応用発表後の1週間は情報収集でして、勉強期間は7/1から10/16でした。
点数はマグレ合格ですが、実務経験なしのFランク大卒の「事例」として、これから受験される方々のご参考になれれば幸いと思って、勉強の流れを以下にまとめます。
1.「平成22年度 ネットワークスペシャリスト合格教本」ベースの勉強
 本だけで理解できない部分は、googleや下記サイトを併用して勉強しました。
  →Roads to node
  →ネットワークのおべんきょしませんか?
  →ネットワークエンジニアとして
  →Tomのネットワーク勉強ノート
  →キーマンズネット
 1.5ヶ月もかかりましたが、試験の範囲を把握できたかと思います。
2.「ネットワークスペシャリスト 「専門知識+午後問題」の重点対策」に挑戦
 自力でこの本にある過去午後問題に挑戦してみましたら、全く歯がたちませんでした。
 無理やり解説を読みながら、0.5ヶ月をかけて1周しました。
3.専門書を購入して、基礎固め
 残り2ヶ月しかなかったのですが、このまま過去問題を繰り返しても意味がないのではないかと挫折感でいっぱいでしたので、また情報収集を始めました。ここで美月先生ブログにある「マスタリングTCP/IP入門編」の紹介文章を拝見しまして、迷わず買いました。
 またついつい専門書を買い漁ってしまいました。1ヶ月をかけて、下記の勉強をしました。
  →マスタリングTCP/IP入門編(精読2回)
  →マスタリングIPSec(速読)
  →暗号技術入門-秘密の国のアリス(速読)
  →インターネットルーティング入門(前半速読)
  →シスコ技術者認定公式ガイド CCENT/CCNA 【ICND1】編(速読)
  →図解入門 よくわかる最新IP電話の基本と仕組み(速読)
 この1ヶ月間の本気度は多分120%でして、見た夢もネットワークだらけでした。
 点と点がつながって線になったなぁ、と感じたのは、この段階でした。
4.「ネットワークスペシャリスト 「専門知識+午後問題」の重点対策」に再挑戦
 9月中旬から本番までは、基本的にこの本でした。2回目の挑戦では、なんとなく解ける問題が出てきて、解けなくても解答を読んだら「こういう風に答えればいいんだな!」とすぐ理解できるようになりました。
 10月は、不正解問題を中心にこの本の3回目を解きました。本番試験の三日前、三回目を終えた時点、試験会場に行く勇気が沸いてきました。特にVRRPとSTPの違いを完璧(のつもり)に理解できたときは、興奮する自分がいました。
7/1から10/16までの三ヵ月半の間は、トータル勉強時間は約300時間でした。
【当日の試験の感想】
各区分の感想は,以下の通りです。
1.午前1
 免除のため省略します。
2.午前2
 1問目は例のzigbeeで、一瞬凍ってしまいましたが、勉強の甲斐もあって、残りの問題はサクサク解けました。
3.午後1
4.午後2
 マグレ合格で感想を語る場合ではないと思いますが、自分にとっては、ベストエフォートでした。
【今後の受験者に向けてのアドバイス】
 IPアドレス、MACアドレスの中身を常に意識することが重要かと思います。また、ARPブロードキャストやDNS検索は正常系のみならず、障害発生時、冗長化されている場合の動作も把握する必要があるかと思います。最後は、NAT/NAPT絡みの問題かな。多分これは美月先生が仰る「基礎が大事」と同じ意味かと思います。ここら辺の理解を完璧にしておけば、新しい問題(今年の仮想化祭りとか・・・)にもなんとか対応できるのではないかと思います。