株式会社わくわくスタディワールド

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残り2週間で合格の可能性を上げる方法:情報処理技術者試験平成27年秋

試験センターのホームページの新着に,「受験票(平成27年度秋期)の発送について」とあり,受験票は10/2(金)発送済だそうです。
うち(和歌山県田辺市本宮町)には,昨日10/3(土)に到着しました。
東京に住んでいたときには到着まで2日かかっていたのですが,やっぱり,関西地方の方が届くのは早いみたいですね。

受験票27秋

遅い地域でも,だいたい明日10/5(月)ぐらいまでには届くはずです。
10/8(木)になっても到着しない場合には,試験センターに問合せてみましょう。

いよいよ,試験まで残り2週間となりましたね。
「まだ全然勉強が間に合ってないよぉ~」と焦ってる人もいるかと思います。
というところで,ここでは最後の悪あがき,残り2週間で情報処理技術者試験の合格可能性を上げる方法を3つ,紹介します。

1.とにかく午前の突破を狙う


まず,残り2週間で確実に点数アップが狙えて,これだけなら突破できる可能性が高いのは,どの区分でも「午前」です。

ただ,今からのんびりテキストを1からやっても,最初の2章ぐらいで力尽きると思いますし,ここは少し戦略が必要です。
情報処理技術者試験の場合,演習の労力に対して出題率が一番高いのは,なんといっても過去問です。
実際の試験は,過去問題から6割程度が出題されますし,過去問を完璧に押さえておけば,60点取って突破するのは楽勝です。

ここで,出題頻度を合わせて考えると,それぞれの試験区分で勉強するべき過去問は,優先順位順で次のとおりになります。



  • 基本情報技術者試験や応用情報技術者試験(午前)の場合,平成25年春,平成26年春,平成25年秋,平成24年秋

  • 高度区分(午前1)の場合,応用情報技術者試験の午前の過去問を確認する。優先順位は1と同じ

  • 高度区分(午前2)(情報セキュリティスペシャリスト試験以外)の場合,平成24年秋,平成25年秋,平成23年秋,平成22年秋,平成21年秋

  • 高度区分(午前2)(情報セキュリティスペシャリスト試験)の場合,平成25年春,平成26年春,平成25年秋,平成24年秋,平成24年春



直近の問題は基本的に出ないので,優先度を付けてやる場合にはやらなくて大丈夫です。
また,全部できなくても,1期分だけでもやると大分違います。

このとき,ベストなのは,分からない用語が出てきたら,調べながら理解することです。
ただ,その余裕がない場合,切羽詰まっている場合には,問題と解答を覚えるだけでも,ある程度なんとかなります。
大切なのは,なるべくすべての分野の問題に目を通すことです。

2.午後問題を,本番形式で解いてみる


午後対策では,過去問演習を行うのが試験対策の王道です。
本当は,過去問3期分をしっかりマスターすることが目安なのですが,間に合わない場合には,優先順位を付けて行います。

午後の場合,どのみち同じ内容は出題されませんし,時代の流れに合わせて出題傾向は変わりますので,演習をするのは直近の過去問題(平成27年春や平成26年秋)からで大丈夫です。
最新のものから3期分,できる限り多めに解いていきます。
高度区分の受験で,他の区分に合格されている方なら,2週間で3期分演習するのは可能だと思います。

ただ,それも無理!という場合には,「とにかく1期分だけでも,解いてみる」ことがおすすめです。
自分が選択する予定の問題を,できるだけ本番と同じような形式で解いてみます。
特に,基本情報技術者試験や応用情報技術者試験の場合,「どの問題を本番で選択するか」を事前に決めておくのは効果的ですので,一度通して解いてみるのは大切です。

このとき,理想を言えば全部の分野を解いてみるのがいいのですが,無理なら避けても問題ありません。
特に,情報セキュリティスペシャリスト試験のセキュアプログラミング,ITストラテジストやシステムアーキテクトなどの組込系の問題は,苦手なら特に触れる必要もないと思います。

ポイントは,しっかり解いて,出題傾向を把握することなので,数を増やすよりも1問1問を丁寧に演習することが大切です。

3.持っている参考書の,太字やまとめの部分だけ読んでみる


この時期に,一番おすすめしないのは,「新しい参考書を買う」ことです。
どのみち消化できませんし,「3週間~」と書いてある本は3週間で仕上がるわけではないですし,要点集で用語を覚えるよりは過去問を覚えた方が効率的です。
ですので,特に参考書は,すでに持っているものを利用するといいと思います。

お手持ちの参考書,これから全部読もうとすると大変ですが,要点だけ押さえるなら大丈夫です。
具体的には,「太字になっている部分や,章末のまとめだけ読む」という方法を使えば,残り2週間あれば十分読破できます。
私の本の例だと,こういうところを中心に見ていく感じです。

覚えよう

もちろん,ひととおり学習した後の復習にも使えます。
直前の知識確認などにもご活用ください。

がっつり読まないで,さっくり確認するときには,スマホやタブレットの活用もおすすめです。
最近は,紙の本を買ったらPDFが付いてくる本や,kindle版がある本も増えてきましたので,こういうのを活用すると効率的です。

コツとしては,最初から順番に読むのではなく,今まで全然勉強していなかった分野から先にやると,未勉強の部分が減ってトータルでの得点アップにつながります。

 

泣いても笑ってもあと2週間です。
勉強はやればやっただけの効果はありますので,少しぐらい無理かな,と思っても,やれば何とかなることもあります。

悔いを残さないよう,残りの日々を精一杯過ごしていきましょう。