株式会社わくわくスタディワールド

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高度区分は,「問題集」だけでなく「過去問」をやる

わく☆すた,美月です。
今日,企業研修で,「この問題集3回回したんですけど,もう1回回した方がいいですか?」という質問を受けました。
その問題集は,正直私はビミョーだと思ってるもので,これ1冊だと合格は無理だろう,と感じました。うたい文句は,1冊で午前から午後まで網羅していて,これ1冊で完璧,とは書いてありますが,高度区分で,そんな都合のいい問題集はありません。
そこで,「過去問をやってみたらどうですか?」というと,「この問題集には過去問の抜粋が載ってるんです!」と逆に怒られてしまいました。
抜粋っていっても,抜粋の仕方によっては,かえって必要な知識が得られなかったり,今の傾向とかけ離れた問題を解いたりしてしまいます。
高度区分は,素直に直近の過去問3回分を全部やった方が,正確に出題傾向がつかめていいです。
個人的には,平成12年の過去問とか,平成17年の他区分の問題とかはやらなくてもいいと思いますし,逆に新試験区分になってからの過去問を解くのは大切だと感じています。古い問題が残っているのは,それが大事だからというよりも,単に何年も改訂されてない,ってだけな場合が多いですし。
他の問題をやってはいけない,ということはないですが,直近の過去問の再出題って,意外と多いので,過去3回分はやっておいて損はないです。特に,ネットワークや情報セキュリティは,過去をさかのぼる前に直近の3回分はマスターしておくのをおすすめします。
そのためにはやっぱり,問題集は過去問集を使った方が,勉強はしやすいと思います。
他の問題集を解いているなら,かぶっている問題もあると思いますので,過去3回分で解いたことのない問題は,ひととおり解いてみるのは大切です。
実際の問題で,ちゃんと出題傾向をつかんだ上で,直前対策をしていきましょう。