株式会社わくわくスタディワールド

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ネットワークと情報セキュリティは一緒に学習する

わく☆すた,美月です。
今日,応用情報技術者試験のネットワークとセキュリティを教えていて思ったのですが,なにげに応用情報技術者試験,試験内容が新しくって面白いです。
今年の春の午後試験のテーマは,ネットワークがリモートアクセス(SSL-VPNなど),情報セキュリティがDNSキャッシュポイズニングです。聞いていることは基本的なことではあるのですが,ネットワークスペシャリストや情報セキュリティスペシャリストの試験に使えるぐらい,本質を突いていていい感じです。
そして,このあたりの話は,参考書にはほとんど出ていません。
最近,企業研修で問題演習をやると,何も言わなくても勝手に参考書を見ながら解く人が結構いるのですが,そうやって調べていてもまったく役に立っていない感じです。
技術の進化が激しい分野なので,本が追いつかないのはしょうがない気もしますが,個人的には,ISDNを知っておくよりはIPSecを分かっていた方が,試験に役立つ気はします。
ただ,今日改めてネットワークとセキュリティ分野の過去問を集中的に解説していて感じたのは,なにげに午後で「同じこと」が何回も出てくることです。
例えば,応用情報技術者試験の過去3回で,RADIUSが2回出てきています。VPNも2回です。一方がネットワーク分野でもう一方が情報セキュリティ分野だったりするので,一見気づかないのですが,なにげに同じことを問われてる問題も多いです。
そして,ネットワーク分野で暗号化などのセキュリティが絡んでくることは多いですし,セキュリティ分野でIPアドレスやポート番号が関わってくることも多いです。
ですので,応用情報技術者試験を受けるときに,午後の勉強をするときには,ネットワークと情報セキュリティは一緒に学習すると,相乗効果で両方できるようになります。その時には,下手に参考書で古い知識を固めるより,過去問演習をやって,出てきた用語について押さえる方が出題率は高いと思います。
実際の試験を見て,試験の傾向を知ってから,効率良く学習していきましょう。