株式会社わくわくスタディワールド

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今回出そうなセキュリティ分野

昨日,「データベーススペシャリスト 過去問解説DVD 平成25年春」の発売を開始いたしました。
過去問解説DVDは,いろいろお問合せをいただいていますが,この後試験までに,情報セキュリティスペシャリスト試験と応用情報技術者試験のDVDは発売予定です。
よろしければ,試験直前の学習にお役立てください。

というところで表題の,今回出そうなセキュリティ技術ですが,まず,今回から一番変わった点としては,情報処理技術者試験の「セキュリティ重視」が挙げられます。
基本情報技術者試験,応用情報技術者試験の午後問題では必須化されましたし,他の試験区分でも出題が増加する予定です。
情報セキュリティ分野については,避けて通れないのでしっかり学習しておいた方がいいです。

情報セキュリティについては,次の3点がとても大切になります。

1.基本的な技術をしっかり理解する
2.マネジメントの考え方を理解する
3.新しい技術や考え方を知っておく

このうち,1,2については,参考書や専門書などで学ぶことができます。
基本情報技術者試験や応用情報技術者試験の教科書は,セキュリティ分野の内容が薄いものが多いので,よく選んで買う必要はあると思います。
ざっくり,「情報セキュリティ読本 四訂版: IT時代の危機管理入門」などで概要をつかむのもいいと思います。

そして,3については,本ではなく,ネットなどで情報を収集することが大切です。
特に,IPAのセキュリティセンターなどは,有益な情報をいろいろ公開しているので,目を通しておくと実務にも試験にも役に立ちます。

今回出そうなセキュリティ分野の内容で,筆頭は「2014年版 情報セキュリティ10大脅威」でも第1位となった,標的型メールを使った,標的型諜報攻撃です。

標的型攻撃は,従来の攻撃と考え方が違って,通り一遍のセキュリティ対策を行っていただけでは不十分です。
攻撃の特質を押さえ,入口対策だけでなく出口対策も考える必要があります。
詳しい内容は,IPAの「標的型攻撃メール 対策のしおり(PDF)」にありますので,こちらを読んでおくのがおすすめです。

あと,もう1つの方向性としては,BYODを中心とした,スマートフォンのセキュリティ対策です。
こちらも,従来のパソコンなどとは管理の仕方が変わってきますので,考え方からしっかり知る必要があります。
IPAが新作のYouTube動画「あなたのスマートフォン、ウイルスが狙っている!」などを公開していますので,こういったものを見ておくといいです。

その他,無線LANのセキュリティや暗号化などの定番ものや,クラウド関連のセキュリティなども頻出項目です。
最新の「対策のしおり」として,「無線LAN<危険回避>対策のしおり」や「暗号化による 対策のしおり」が出ましたので,こちらも目を通しておくと役立つと思います。

情報セキュリティ分野は,どんどん新しい技術や攻撃が出てきますし,それをしっかり学んでいかないと,思わぬ被害が発生します。
試験でも新しい内容がいろいろ出題されますので,参考書や問題集だけではなく,新しい情報もキャッチアップしていきましょう。


●追伸
先日発売した,「わく☆すた公開セミナーDVD 分野別徹底学習 情報セキュリティ(第2版)」の詳細ページにも,講義中で参照している情報セキュリティ関連Webサイトのリンクがありますので,合わせてご活用下さい。