株式会社わくわくスタディワールド

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「試験を受けること」の効用

わく☆すた,美月です。
先週で試験前後の忙しい風が去ったので,なんとなく脱力気味です。
改めて,情報セキュリティスペシャリストとかの他区分の試験問題にも順番に目を通してます。
情報セキュリティスペシャリストやデータベーススペシャリストなどの高度区分の分析は,そのうち行おうかな,って考えてます。今回の傾向を一通り検討した後,応用情報技術者と情報セキュリティスペシャリストの22年秋向けの合格への道標は,4月末頃に発売予定です。

私は3年くらい前から,絵画教室で油絵を描いているのですが,今日初めて先生に「展覧会に絵を出してみない?」と言われました。
今までそんなことは,あまり考えずに,ただ描きたいように描いていたのですが,最近ちょっとたるみ気味でした。でも,展覧会とか出品とかを考えると,なんかやる気が出て,帰りに早速10号キャンバスを買って,「どんな絵を描こう」とわくわくしながら考えてます。
そういえば昔から,賞とか大会とかコンクールになると,なんか燃えて頑張ってたなぁ,と改めて思い出しました。中学時代はテニス部でしたが,地区大会優勝とか目標に掲げて,日々練習に励んでました。
目標とかゴールがあるのは,好きな人も嫌いな人もいるとは思いますが,ゴールがあった方が進みやすいという部分はあると思います。
試験も,本来は到達するゴールを示すためのものです。
勉強する分野において,目指す「ゴール」があって,それに到達しているかどうかを試すのがテストです。そして,初級から上級まで,順にゴールをクリアすることによって学習が積み重なっていき,最終的にかなり高いレベルに到達していきます。順番に階段を上っていく感じのイメージです。
情報処理技術者試験も,そんな感じの試験です。
順番に勉強していくと,ITの全体像が見えつつ,順に深い部分を理解できるようになります。IT関連の技術者が目指す方向がある程度決められていて,それを満たすかどうかを試験で試していきます。
ホントの初心者はITパスポートからスタートして,順に基本情報技術者,応用情報技術者とステップアップしていきます。その後は,キャリアパスによって自分の行きたい方向を選んで,高度区分をいくつか取っていく,という形になります。
段階を飛び越してもやれないことはないですが,1段のハードルが高くなるので大変だとは思います。
「試験を受けること」によって,ゴールが設定されて,それに合わせて勉強していくことでモチベーションも上がります。
特に,情報処理技術者試験は,会社から推奨されたり強制されたりすることはあっても,基本的に自主的に受ける試験です。この試験に受からないとできない業務はありませんし,受かっても「すごいね」で終わったりすることも多いです。
でも,試験を受け続けて勉強を続けていくと,IT系の技術者として基礎となる知識は確実に身についていきます。そして,基礎が身についていると,最新技術を身につけるのは確実に早くなります。
もちろん,試験を受けなくても,同じような勉強をして自主的に知識を体系的につけていくことはできると思います。
ただ,それだと「何を勉強すればいいのか」がいまいちよく分からなかったり,好みの勉強だけだと知識に偏りが出たりして,全体像が見えなくなったりします。
「試験を受ける」という目標があると,勉強するモチベーションにつながります。
そして,情報処理技術者試験は,勉強してると体系的な知識が身についていくように作られている試験です。
ですので,「試験を受けること」を目標に実際に勉強していくと,いろいろ役立つ知識が身につきます。
半年に1回,試験を受けてると,なんとなく勉強のサイクルができあがります。
そうすると,「勉強する習慣」もできて,他のことを勉強するときにも役に立ったりします。
試験に合格しなくても,「合格を目指して勉強する」だけで,こんな風にいろんな効用があります。
ですので,自分が勉強しようと思っている分野の試験を受けてみるのはおすすめです。