株式会社わくわくスタディワールド

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試験の形式に正しく対応する

わく☆すた,美月です。
今日,講義の帰りに,面白い本を見つけて,電車の中で一気に読んでしまいました。^^
一生モノの勉強法」という本で,いろんな新しい視点で勉強法について書かれています。
面白い話はいろいろあるのですが,今日は直近の試験に役立ちそうなところを紹介します。
「テキストは最初から最後まで覚えなくてもいい」という章で,効率的な試験勉強の仕方が紹介されていました。
その中で,「過去問を見て,試験の形式に正しく対応しよう」ということで,試験傾向を見て,過去問を見て,その試験で何を問われているのかしっかり理解して対応しようという話がありました。
これは,やるとやらないのでは,大きく違います。
最近,模擬試験の採点をいっぱいしていたのですが,それを見ると,「試験の形式に合ってない」回答を書く人はすごく多いです。
基本的なところでは,
 ・「理由」を聞かれているのに「対策」を答える。
 ・「ただし,~」と設問に書いてある条件を無視する。
 ・「具体的に」と書かれているのに一般論で答える。

などは,よくある誤りなので,気をつけた方がいいと思います。
型としては,「設問に書かれていることには全部対応する」ことが大切です。
あと,データベース分野では
 ・主キーの下線を書かない
というのは致命傷です。
データベーススペシャリストの試験は,「主キー,候補キーが何であるか」が問題の肝ですし,これが間違っているとほぼ0点です。
でも,これを適当に引いたり,また,全然引きもしなかったりする人は,結構多いです。
型としては,「主キーにとにかく気を遣う」ことが大切です。
セキュリティ分野では
 ・可用性について聞かれてるのに,機密性の視点から答える
 ・現実的な対応を問われているのに,理想論を答える

といったような,問題の観点の取り違えが目立ちます。
文章をちゃんと正確に読んで,「何が問われているのか」を明確にしましょう。
型としては,「実際に使えるかどうか考える視点」が大切です。
試験の形式に正しく対応していないと,受かるモノも受からなくなります。
逆に,「型」にはまってしまうと,内容だけに集中できますし,楽ができます。
今度問題を解くとき,試験を受けるとき,「情報処理技術者試験特有の型」について意識してみてください。