株式会社わくわくスタディワールド

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データベーススペシャリストは,午後2が鍵

わく☆すた,美月です。
本日は,データベーススペシャリスト試験対策3回コースの2回目が,無事終了いたしました。
ご参加いただいた皆様,ありがとうございました。
DVDでご参加いただいている皆様には,編集が終わり次第お送りいたしますので,少しお待ちください。
DB公開セミナーは,皆さんやる気いっぱいで,質問もたくさん出て,とても活発です。私も,今まで思ってもみなかった質問をいろいろしていただいて,いろんな新しい気づきや学びがありました。ありがとうございます。
次回,3回目は,午後2に特化して,ポイントを講義していきます。
今日話していて,改めて,データベーススペシャリスト試験は,午後2が合否の鍵を握っているなぁ,と感じました。
去年のデータベーススペシャリスト試験では,午後2の問題は1問あたり,15ページもあります。これを2時間で読みこなして,ER図やテーブル構造を書いたりして問題を解いていく,というのは,かなり大変な作業になります。
最初のうちは,「時間がないにも程がある!」と感じるぐらい,時間は足りないんじゃないかと思います。
逆に,情報セキュリティスペシャリストは,午後2は時間的にゆるいです。合格しやすいかどうかはともかく,2時間あって,時間が足りないってことはほとんどないんじゃないかと思います。ネットワークスペシャリストは,その中間ぐらいかな,と感じてます。
午後2の問題を早く正確に解けるようになる方法としては,正攻法はやっぱり,「問題演習を繰り返す」ことだとは思います。
私も,今では時間内に解けますが,これは単純に,数をこなしたからだと感じてます。最初のうちは,午後2を1問解くのに4時間ぐらいかかって,「なんでこんなの,素早く解けるんだろう」と,不思議に思ってました。
テクニカルエンジニア(データベース)試験に合格した頃には,やっと時間内にそれなりに形にできるレベルぐらいにはなりました。その後,講義で教えたり,解答解説を書いたりしているうちに,どんどん速く解けるようにはなってきました。
慣れてくると,主キーは大体すぐにわかるようになりますし,第1正規形を見たら第3正規形がすぐ浮かびます。
ER図の矢印も,感覚的にわかるようになりますし,リレーションを貼る場所も,関係スキーマを見れば大体見えてきます。
ある程度の量をこなすと,自分の体の中に「問題を解くためのフレームワーク」が出来てきます。なので,大体問題を見ると,どの当たりを見ればいいのかは,感覚的にわかるようになります。
別に,特殊な能力を持っているとか,すごい速読をしている,というのではなくっても,慣れればできるようになることです。基本的に,データベーススペシャリストの午後2は,属性を洗い出して,正規化して,ER図を書く,っていう感じのボトムアップアプローチ的な定番作業が中心ですので,やればやるほどスムーズにできるようになります。
データベースに限らず,上達の鉄則は,繰り返して型(フレームワーク)を学ぶことです。
午後2は,「なんとか解けるけど,時間が足りない」という方は,ぜひ問題演習を繰り返してみてください。過去問3年分ぐらいをきっちり理解してマスターできると,大分変わってくると思います。
それでも変わらないようなら,もっと数をこなせばいいかな,と思ってます。型が身につく速度には個人差はあると思いますが,10年分,20問ぐらいやれば,間違いなく大丈夫だと思います。
データベーススペシャリストは傾向が変わらず,過去問はたっぷりあるので,ぜひ活用してみてください。