株式会社わくわくスタディワールド

株式会社わくわくスタディワールド

合格者と話してみる

先日募集を開始しました,「情報処理技術者試験勉強会」について,一部内容を変更しました。
データベースの勉強会は,データベース正規化->データベース設計とし,ER図作成についても取り扱います。
もともと,正規化とER図は切っても切り離せない密接な関係がありますし,データベース設計の一連の流れを学習することで,より試験にも実務にも役立つ内容としました。

勉強会のページにも追記しましたが,勉強会は別に,セミナー参加者じゃないとダメとか,一見さんお断りというわけではありません。

初心者の方が一から教わりに来られるとさすがに困りますが,最低限の基礎知識があって,みんなと一緒に学ぼうという姿勢のある方なら大歓迎です。

具体的には,データベース設計だと,第1,第2,第3正規形がどんなものかという定義は最低限知っておいてほしいです。ただ,これを完全に理解して使えるようにするのは結構敷居が高いですので,そこまでは求めません。というより,勉強会を通じて,単なる知識から理解に変えていくというのが,勉強会を開催する主旨です。

ネットワーク(ダンプ解析)だと,2進数と10進数,16進数への基数変換ができることと,OSI基本参照モデルについて知っていることが最低条件です。OSIの7階層についてのイメージがつかめないというのは,最初はだれでもそうなので心配はいりません。ダンプ解析を通じて,その7階層を体で理解していくことが,勉強会の目的でもあります。


一人で参考書で勉強していても,「知識」は身につけられます。
応用情報技術者試験ぐらいまでは,知識だけでも合格レベルぐらいまでは到達できますので,独学でも何とかなるとは思います。

ただ,レベルが上がれば上がるほど,一人での学習,参考書や問題集などの本だけでの学習では厳しくなります。
高度区分は特に,実務経験があることを前提にした試験ですので,実際に実務や,それに近い実践を行う必要がでてきます。

そのためには,他の人と一緒に勉強を行うことはとても有効です。
できれば,ある程度経験がある人と一緒に,実務の疑似体験のようなことができれば,実力は飛躍的に伸びていきます。

私自身,勉強会でデータベース設計演習を行ったり,ダンプ解析やネットワーク実習を行ったりしたことが,とても役に立っていると感じています。
最近はそういったことができる場所が少なくなっているような気がしますので,少しでも提供できればと考えています。


あと,情報処理技術者試験の高度区分を受験したい場合には,高度区分の合格者がいる場所に出かけて,一緒に勉強するのはおすすめです。
高度が高嶺の花ではなくって,必要な努力をすれば普通の人で十分合格できるんだ,ということを肌で感じられると思います。

私が昔勤めていた会社では,情報処理技術者試験の受験は推奨するのですが,あまり取得できている人はいませんでした。
高度区分に合格しているのは,プロジェクトマネージャ試験に合格していた次長ぐらいで,あとはプロジェクトリーダーが一種(今の応用情報技術者)を持って大きな顔をしていました。

そんな中にいると,高度区分はすごく難しいもの,という認識になってしまっていて,勉強するのも大変なイメージを持ってしまっていました。
実際,その会社にいるときには,一種までは合格できましたが,それ以上の資格は取れなかったのです。
最初の高度区分であるプロダクションエンジニア試験に合格したのは,転職した直後でした。

ちょうどその頃参加したネットワークスペシャリスト試験の勉強会では,高度区分の合格者がごろごろいました。
そして,当時まだ20代で,怖いもの知らずだった私は,その人たちと話してみて,「すごいなぁ。。。」とは,実は思いませんでした。
「こんな人たちに取れるんだったら,自分でもいける」と思って,勉強を開始したのです。^^;
それで,その年のネットワークスペシャリスト試験に合格し,その後も勉強を続けていきました。

私は,試験に合格できる人,できない人の間で,能力や才能にあまり差はないと感じています。まわりに合格者がいるとつられて合格しやすくなりますし,いないと合格しにくくなります。
一番のポイントは,自分で「合格できる」と思えるかどうか,という気がしています。

そのためには,合格者と実際に話してみたりして,実際の合格者を知ることは役立ちます。
わく☆すたのセミナーや勉強会では,高度区分の合格者が良く来る。。。というよりその方が多いのですが,皆さん普通の人とそんなに変わりません。(私たちも含めて^^;)
それを感じていただいて,「自分でもできそう」という意識をもっていただくのは大切だと考えています。

うちの勉強会に限らず,目指す試験に合格している人と話してみると,試験を等身大に受け止めることができるのでおすすめです。
多分,あなたの周りにいる高度区分に何個も合格している人は,誰もが認めるスーパーマン,って感じの人ではないと思います。\(^^;ヲイ

目標としている資格の姿を等身大に見据えながら,合格に向けて進んでいきましょう。