株式会社わくわくスタディワールド

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欲しい資格は「ネットワークスペシャリスト」

わく☆すた,美月です。
最近,いろんな種目の企業研修や公開セミナーが続いているのですが,そこで感じるのは,「受験種目によって,モチベーションがすごく違うな~」ということです。
一番,高いやる気を感じられるのが,ネットワークスペシャリスト試験です。
「ずっと欲しいと思っていました。」「憧れの資格です!」等,いろんな声を聞きます。「受かるための労力は惜しみません。どうしても合格したいんです」という人も結構います。こういうのを聞くと,こちらもモチベーションが上がります。^^
昭和の時代,オンライン情報処理技術者からの伝統ある資格は,やっぱり違うな,って感じます。そういえば,私もネットワークスペシャリスト試験に受かったときには,どうしても欲しくって,必死で勉強したなぁ,と懐かしく思い出します。受かるためにやった勉強で現場での実力もつきましたし,転職時にも,かなり評価してもらえましたし,労力に見合う価値があった資格です。
それに対して,受験人数は多くてもモチベーションが低いのが,情報セキュリティスペシャリスト試験です。
聞いてみると,「とりあえず受験」組が結構多いです。「応用情報受かったので,秋にスペシャリスト系,どれか1つ取ろうかなと。。。」って感じで申し込んでる感じです。「受かるためには,最低限,何をすればいいですか」という感じで,楽して取りたい,っていう人が多いのが特徴です。そういえば,情報セキュリティスペシャリストで,「どうしても欲しいんです」という話は,ここ最近聞いてません。
セキュリティ業務の現場の人からは,「セキュリティブームが去った」という話を良く聞きますが,試験を受ける人を見る限り,確かにそんな感じです。セキュリティに企業がお金をかけなくなって,セキュリティの専門家の需要や,専門家になろうという人が減った印象はあります。受験者が増加しているのは,取りたい資格だからではなく,「なんとなく他のスペシャリストより汎用性ありそうだから」ってところが要因という気がします。
論文系は,その中間,という感じです。
どうしても受かりたい!という人もちらほら見かけますが,数は少ない気がします。「スペシャリスト系で必要なのは取ったから,次は論文系」という人や,「仕事が開発業務だから,論文系の方が実務に近い」という人が主流な感じです。ただ,論文は,「書き上げる」というだけでもかなり労力が必要なので,あまりやる気のない人は少ないです。
論文の中でのモチベーションの順は,私の中では,ITストラテジスト≧システムアーキテクト≧ITサービスマネージャ,っていう印象です。
全体的に,「取った後に役に立つ」ことの期待が高い資格ほど,モチベーションは高いなぁ,と感じてます。
試験名称変更の影響も,結構ある感じで,「やっぱ,ネットワークスペシャリストっていいよね」って,さらに人気が上がってるようです。「ITストラテジスト」は,名称変更での受験者大幅増だと感じています。
「ホントに欲しい資格」に向けて勉強しているときが,一番モチベーション上がって,実力が伸びるときです。ゴールに向けて必死でやってるときには,信じられないくらい力がつきます。あと1ヶ月,試験日をしっかり見据えて,学習していきましょう。