株式会社わくわくスタディワールド

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資格を取る意味

わく☆すた,美月です。

情報処理技術者試験は,国家試験ですが,独占資格(その資格を持ってないとできない仕事がある資格)とは違うので,取るだけで一生安泰,というわけにはいきません。その割に,高度試験になると,合格率が数パーセントと,難易度は高いので,「苦労して取っても・・・」という気持ちになりがちです。

でも,資格試験の勉強は,いろんないいことがあります。

まず第1に,「自分に自信がつく」ことです。私はこれを見るのが楽しくて講師をしてるんだな,とよく思います。
テクニカルエンジニア(ネットワーク)の試験を,頑張って7年間受け続けていた人がいました。こつこつと地道に努力を積み重ねる人でしたが,落ち続けているときには,自信をなくして,声も小さくなっていました。

でも,7年目でやっと合格して,自信に満ちあふれた笑顔に変わりました。
ずっと頑張ってきたこと,あきらめなかったことが実を結んで,本当に良かったなと感じた瞬間でした。

第2に,「視野が広がる」ことです。これは別に合格しなくても勉強すると身につきます。
情報処理技術者試験は,国家試験だけあって,きっちり練られた,体系化した知識について出題されます。試験問題は,実際の試験をもとに,実践的な,しかも本質的な事柄について聞いてきます。なので,過去問で勉強してるだけでも,視野の広い勉強になってきます。特に,ネットワークやデータベースなどは,実際の仕事をする上での視点が全然変わってきます。知識が増える,というより,知識のレベルが数ランクアップする感じです。

第3に,やっぱり「転職や昇進に役立つ」ことです。国家資格だけあって,あると相当印象が変わります。
情報処理技術者試験は,重視している会社とそうでない会社がありますが,大手の企業ほど,気にすることが多いです。持ってさえいれば大丈夫,というほどではありませんが,あると実力の目安になるので,採用されやすくなります。実際,私も転職しましたが,「ネットワークスペシャリスト」の資格は,結構使えました。

資格さえあれば・・・とはいかないですが,意外と使えるのが資格です。

個人的には,勉強する過程で本人が成長する,というのが一番収穫かな,と感じてます。簡単にはとれない資格である分,いろいろ工夫して勉強しますし,結果よりその過程が楽しいんじゃないかと思います。