株式会社わくわくスタディワールド

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情報セキュリティスペシャリストは,午後2が合否のカギ

おかげさまで,今週末(9/9(日)に行われるわく☆すた公開セミナー「情報セキュリティスペシャリスト対策+平成24年春過去問解説 3回コース」の3回目が,残席わずかとなりました。
3回目は,「最新技術・午後2問題の解き方」ということで,午後2に特化していますので,申し込まれる方が多いようです。

確かに,情報セキュリティスペシャリスト試験は,午後2が合否のカギを握ります。
午後1までは知識中心でもなんとか突破できますが,午後2だと,ちゃんとセキュリティの本質を理解している必要があります。
それに加えて,午後2は事例解析で,問題文に出てくる会社の状況に合わせて答える必要があるため,その場で問題文を理解する読解力も問われます。

そして,問題文の意図を取ることの難しさは,情報セキュリティスペシャリスト試験の午後2は情報処理技術者試験全12区分の中でも,一番なんじゃないかと思います。

・ぱっと見だと,何を答えていいのかわからない。
・何でも答えになりそうな気が一見するのに,問題文を探すと,答えが一意になるような記述がちゃんとある。
・単なる知識ではなく,仕組みや「その技術で何ができて,何ができないか」を分かっている必要がある。

そんな感じで,一筋縄ではいかないのが午後2です。

知識の量や深さだと,多分ネットワークスペシャリストの午後2の方が難しいと思います。
ただ,ネットワークは,内容は難しいですが,問題文は素直です。
問題文の意図が取れなくてネットワークスペシャリスト試験が突破できない人は,情報セキュリティスペシャリスト試験だともっと苦労すると思います。
問題文を深く読み込まないと解けないため,表面的な解答だと全然点数にはならないからです。
情報セキュリティスペシャリスト試験を受験される方は,早めに午後2の問題演習を行っていきましょう。

そしてその時,「ちゃんと問題が意図した答案を,自分の実力で書けているか」という観点で,厳しめに採点してみることが大切です。
「大体合っているからOK」とか,「解答例を見て納得できたからOK」だと,本番では対応できません。
情報セキュリティスペシャリストの午後2は,自己採点より低くなる傾向はあります。

午後2は,58点や59点など,あと一息で落ちる人が多いのも特徴です。
このあたりだと,原因は知識不足ではなく,解答の書き方次第なところですので,しっかり問題演習をして,確実に合格ラインを突破していきましょう。