株式会社わくわくスタディワールド

株式会社わくわくスタディワールド

秋のおすすめ受験種目

ゴールデンウィークの間ぐらいに,なんとなく決めておいた方がいいこと,としては,「秋に何を受験するか」です。
もうすでに決定している人も多いかと思いますが,迷われている方に向けて,ちょっと目安の情報を提供しようと思います。

情報処理技術者試験のうち,春秋両方で試験が実施されるのが,基本情報技術者,応用情報技術者,そして情報セキュリティスペシャリストの3区分です。
そして,秋試験のみの実施が,ネットワークスペシャリスト,システムアーキテクト,ITサービスマネージャ,ITストラテジストの4区分になります。

秋試験ならではの特徴としては,スペシャリスト系に比べて論述系の区分が多いことが挙げられます。
システムアーキテクト,ITサービスマネージャ,ITストラテジストの3区分が,午後2が論述式の試験です。

そして,はじめて論述式の試験を受けるときには,私はシステムアーキテクトかITサービスマネージャをおすすめしています。
実務経験がある人が比較的多い分野なので,立場を難しく考えなくても論文が書ける,という特徴があるからです。
なので,論述式試験のデビューを考えられている方は,秋試験はおすすめです。

春試験のプロジェクトマネージャを狙う場合には,秋試験にはシステムアーキテクトかITサービスマネージャを受けて,論文を書くことに慣れるといいと思います。
ITストラテジストは,システムアーキテクトかITサービスマネージャ,どちらかの試験に受かってから挑戦すると,勉強しやすいと思います。
論述が書けた上で受験すると,「ITストラテジストの立場」を理解することが勉強の中心になりますし,勉強する内容がかなり減ります。

そして,秋試験しかない種目で,ちゃんと勉強するといろいろ役に立つのが,ネットワークスペシャリスト試験です。
ネットワークをしっかり理解しておくと,システム開発やセキュリティなど,いろいろな分野での仕事に役立ちます。ネットワークの専門家でなくても,勉強して役立つ知識が満載です。
情報セキュリティスペシャリストを繰り返し受験して合格できない,と感じている方は,一度ネットワークスペシャリストの勉強をしてみるのもおすすめです。

ネットワークがしっかり理解できると,情報セキュリティは格段に勉強しやすくなりますし,基礎ができるので受かりやすくなります。
両方狙っている方は特に,秋はネットワークスペシャリスト,春は情報セキュリティスペシャリスト,という受験方法がおすすめです。

それではゴールデンウィーク,しっかり試験の疲れをとって,次に向かっていきましょう。